一頭のサラブレッドをめぐる牧場主や馬主、調教師、厩務員、騎手などさまざまな人々の生き様を描く。宮本輝原作の同名小説の映画化で、脚本は池端俊策が執筆。監督はこれが第一作となる杉田成道、撮影は斎藤孝雄がそれぞれ担当。
出演:斉藤由貴、緒形直人、吉岡秀隆、加賀まりこ、吉行和子、林美智子、平幹二朗、石坂浩二、緒形拳、仲代達矢
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優駿 ORACION (1988)のあらすじ
北海道・静内の牧場主・渡海千造(緒形拳)と息子・博正(緒形直人)の夢は、名馬をつくりダービーを制覇することだった。そして伝説の名馬ゴドルフィンの血をひく仔馬オラシオンが無事産まれた。和具工業社長の平八郎(仲代達矢)は二つの悩みを抱えていた。一つは会社の危機で、もう一つは娘の久美子(斉藤由貴)も知らない腹違いの弟・誠(吉岡秀隆)の存在だった。しかも腎不全で、父親の腎臓移植が必要なほど重病だった。和具はオラシオンを3千万円で買い、夢を託すことにした。一方、久美子はオラシオンの馬主となり、弟と知らされた誠の見舞いに通った。やがてオラシオンは博正の手を離れ、大牧場へと移された。本格的な調教を受けるためだ。一時は脚のケガで競争馬生命を危ぶまれたが、奇跡的に回復していった。和具平八郎、久美子、誠、渡海父子、それぞれの夢がオラシオンに託されていた。そしてオラシオンは見事デビュー戦で優勝。誠はこの晴れ姿を見れずに死に和具は会社を買収され、渡海も胃ガンでダービー直前に息を引きとった。ケガの後遺症が心配だったオラシオンだが、ダービーで優勝、和具は久美子、博正と共に、牧場を始めることにした。
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