咬みつきたい (1991)

ふとしたことからドラキュラとして蘇った善良な男の悲哀をユーモラスに描くファンタジー。脚本・監督は、金子修介。共同脚本は、塩田千種。撮影は、川上皓市がそれぞれ担当。

出演:緒形拳、安田成美、石田ひかり、森本毅郎、三石研、本田博太郎

  • amazon : 咬みつきたい (1991)
  • prime video : 咬みつきたい (1991)
  • U-NEXT : 咬みつきたい (1991)
  • hulu : 咬みつきたい (1991)
  • YouTube : 咬みつきたい (1991)

咬みつきたい (1991)のあらすじ

ドラキュラ研究家の祖父に育てられ血液の研究をするまでになったゆづ子(安田成美)は、幼いころからの夢であったドラキュラの血を手に入れる。ところがそれを病院の保管室にしまいこんだことから、交通事故で病院に運び込まれた高島製薬薬品開発部長の石川(緒方拳)に手違いで輸血されてしまうが石川はそのまま死亡。ゆづ子は石川の葬儀の日に娘の冴子(石田ひかり)に「あなたが処女なら、その血を石川の遺骨にかけると一年と三日後に蘇る」と告げる。一年後、ひとりで留守番をしていた冴子の前にドラキュラとして蘇った石川が現れ、冴子はビックリ。それを知ったゆづ子は自分が死んだという感覚すらない石川に一年前に死んでいることやドラキュラとなって蘇ってきたことなど一年間の事情を話し、とりあえず石川はゆづ子の家にしばらく身を隠すことになる。

冴子に見守られながらゆづ子の研究にしぶしぶ協力する石川は次第に自分が殺された上に会社の贈賄事件の罪をきせられていたことを知るのだった。一方、高島製薬では事件の張本人であり、石川を死に追いやった北原(森本毅郎)が社長に就任していた。そして石川が蘇ったことを察知した北原は、手下の黒田(中康治)を使って再び石川やゆづ子を襲う。そして、怒りを爆発させ北原に復讐を果たした石川は「もう人間には戻れない」と冴子に別れを告げるのだった。

  • コメント: 0
  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。